ひろが語ると長くなる

本の感想書くために作ったはずのブログなのに割とながーく独り言呟いています。ストピや演奏の解説も当ブログで行ってます。

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エーデルワイス【ピアノソロサウンドオブミュージック】

「ピアノソロサウンドオブミュージック」の演奏解説、10曲目は「エーデルワイス」です。
曲単体でもとても有名ですね。
エーデルワイスオーストリア国花で、トラップ大佐が祖国を想い歌った(亡命する前に出た音楽祭でも歌った)曲のため、凄くメッセージ性が強いですね。

エーデルワイスを弾いてみた【ピアノソロサウンドオブミュージック】

基本的にはあの有名なメロディに伴奏がついている楽譜となっています。
劇中のトラップ大佐もそこまで感情的には歌いませんし、
音の数が多くない分、表現が非常に難しいと思います。
感情を込めればいいというものでもなく、かといって淡々と弾けばいいのでもなく。

盛り上がる曲だと感情込めるのは比較的簡単ではあるけど、エーデルワイスは難しいね。
テンポを揺らすことでの表現も出来ないですし、
表現という意味では12曲中一番難しい曲かと思います。
ゆったりとしているので弾くこと自体は比較的容易だと思うけども、どう表現していくかは何をどこまで音に込めるかでも変わるし、
トラップ大佐が家族の前で歌うシーンにするのか、亡命前の音楽祭で歌うシーンにするのかでもちょっとだけ音のトーンが変わりますよね。

あと、日本語の歌詞の印象と、和訳は全然違うから…。

サウンドオブミュージックは実在した人物がモデルとなった作品です。
その人物や歌の背景を知ることで、表現の幅がかなり広がると思います。
ピアノの演奏は練習だけを積めば良いというものでもないのを改めて実感した曲でした。
学ぶ意欲は何をしていくにしても大事だよなぁ。

☆使用楽譜☆


ミュージアム「対話の森」でピアノを弾かせてもらいました【アトレ竹芝】

メズム東京から銀座へ向かう道中、アトレ竹芝沿いを歩いているとピアノが目に入りました。
入口にいたスタッフさんに話を聞くと、真っ暗や無音の世界を体験出来るということ。

世代。ハンディキャップ。文化。宗教。民族。
世の中を分断しているたくさんのものを、
出会いと対話によってつなぎ、
ダイバーシティを体感するミュージアム

この場で生まれていく「対話」が展示物です。

ダイアログ・ミュージアム「対話の森®」

ということで、展示を見たり文字を見て学んでいく以上の体感を90分で感じられて、
自分が普段過ごしている世界とはが違った目線となる体験ができそうですね。
11月4日現在は視覚や聴覚にハンディキャップがある人の世界を体験しながら対話をしていく体験ができます。
体験を導いてくれるスタッフさんにも実際にハンディキャップのある方もいらっしゃるそうです。

4日はサイレンスの体験がとても人気でスケジュールが密になっているとのことでした。

現代は五感を休ませる暇がない程常に情報過多。
しかもピアノを弾いていると普段耳を澄ます生活が多いので、
無音の空間はピアノの表現力の向上にもとても勉強になるんだろうなぁと思います。
ダイアログ・イン・サイレンスは23日までだけど、行けるかなぁ。

どちらの体験も90分で大人は3500円だそうです。
チケットはネットからも予約できます。

ロビーとなる場所にはグランドピアノがありました。
イベントで使われることもあるようですが、基本的にはあまり弾かれていないピアノだそう。
体験に支障が出ないよう自由解放とはいきませんが、
お声がけすれば弾かせてもらえることもあると思います。
私もスタッフさんがOKを出してくれるタイミングを待ち、ご好意で弾かせてもらいました。
(後日YouTubeの方に動画をあげる予定です)
f:id:HiroPiano:20201105192832j:plain
タイミング的にサイレンスの体験が始まっていたところだったので、
小さめに弾いて欲しいとお願いをされました。
無音の体験以外ならば通常の音量で弾ける可能性もありますし、
全く弾けない可能性もあります。
詳しくはスタッフさんにお尋ねくださいね。

ピアノが弾けることで自分の知らない世界を知るきっかけができたこと、
普段なら通り過ぎてしまう世界に気がつけたこと、
好きなことにアンテナを張っていて良かったなと思っています。
色んなことに柔軟に生きたいなと改めて思いました。

★対話の森
東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟 1F

浜松町駅竹芝駅、大門駅が最寄りで表示されますが、
汐留駅、新橋駅からも徒歩10分程で行けそうな場所にあります。
少し行くと海も見えたり、浅草や両国方面への船にも乗れるそうです。
近くに劇団四季の劇場もありますよ。
taiwanomori.dialogue.or.jp