ひろが語ると長くなる

本の感想書くために作ったはずのブログなのに割とながーく独り言呟いています。ストピや演奏の解説も当ブログで行ってます。

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長年気になっていたことの勉強を始めました!

先日の3連休中に3日間かけて大鈴佳花先生のオーラリーディングセミナーに参加してきました。
↓佳花先生のブログです。
ameblo.jp
実は私、以前佳花先生のフューチャーリーディングセミナーなど他のセミナーにも参加していたんです。
当ブログで今年何度か「未来の自分の夢を見た」と濁して書いていたのが、佳花先生のセミナーに参加した際の未来誘導で見えた自分のことだったのです。
(正しくない表現を使っていて申し訳ありませんでした。)

昔からオーラリーディングには興味があったものの、いきなり知らない講師の方のところに飛び込むには不安もあったので、他のセミナーに参加したことがあり佳花先生やスタッフさんに受講者の方々の雰囲気がわかっていたことや、
佳花先生ご自身のエピソードを聞いていたこともあり、教わるなら佳花先生だ!と思いました。
今回佳花先生が初めてオーラリーディングセミナーを開催してくれることとなり、念願叶っての受講でした。

今回学んだ分野は
・オーラリーディング
・チャクラリーディング
・アニマルコミュニケーション
の基礎的な面、土台となるところでした。

受講前は自分にも本当にわかるのか(見えるのか)と心配に思うこともありましたが、実際に受講者同士で練習をしてみて、無事見ることができました。
私はリーディングを始めるとビジョンが浮かんだり言葉が降りるタイプですが、他には読み解くタイプ、実際に見えるタイプ等と皆さんそれぞれ見え方感じ方が違うのも面白かったです。
リーディングは自分の感覚をつかむことも大事なので、何人かとリーディングできたことは非常に勉強となりました。
また、何度かお見かけしたことのある受講生の方々とリーディングし合っただけでなくお話できたのも凄く有意義な時間で、とても楽しかったです!!

対面だけでなくオンラインや写真でのリーディングもできます。
今回は友人と知人のワンちゃんにご協力頂き、写真リーディングで学ばせてもらいました。
人も動物さんも、単純にオーラやチャクラの色だけを見ていくのではなく、しっかりと様々な情報をリーディングします。
目に見える情報や、普段のその人には現れていない面も目にすることとなります。
なので、佳花先生から受講中や事前に「他者や動物さんを勝手にリーディングしてはいけません」と言われたことの意味を凄く実感しました。
基礎面で学んだことでもリーディングさせて頂く方(いわゆるクライアントさん)や動物さんの内面が深くわかってしまうことも多いので、勝手に見てしまうのはプライバシーの侵害どころか勝手にスマホの中の情報を抜き取ること以上のレベルのことをしていることになります。
軽い気持ちで見るなんて絶対にいけないし、リーディングした情報をどうおしつけにならずに伝えていくのかを考えたり、リーディング結果を伝えていく語彙力や表現力を養うことも大切だったりと様々な要素が必要です。

また、リーディングをさせてもらうことで勉強になることがとても多く、リーディングする度に学ばせてもらっている気持ちになり、人や動物さんを介してしか学ぶことのできないことの多さも実感しました。
他の佳花さんのセミナーでも自分をしっかり生きる大切さは実感してきましたが、オーラリーディング等を生業にすることは自分にも他者にもしっかり向き合う覚悟が必要なことなのだと感じました。

今後プロフェッショナルコースも開催され、更に詳しくリーディングする勉強も出来るようなので、より深く詳しく勉強に励みたいなと思っています。
プロフェッショナルコースを受けて、それでも仕事にしていく覚悟をきっちりと持てたら、プロとしてやっていけたらと思っています。

まだ依頼を受けられる段階ではありませんが、セミナー開催のお礼と、新たなスタートを切ったという報告を兼ね、記事と致しました。
佳花先生、スタッフの皆様、受講者の皆様、リーディングさせて頂いた方々や動物さん、本当にありがとうございました!

余談ですが、今年受けた佳花先生のセミナーを受けた2回とも胃腸の調子が整っていつもより良く食べられ、体重と骨密度が上がり体脂肪率と内臓脂肪が下がってかなり理想的な数値になりました。
歩き回った日でもこんなことないのに!
昨日の夜ご飯から徐々にまたいつもの食事量に戻りつつあって、2,3日で数値は元に戻るのでしょうが、セミナー行くときの体の整い方が凄いなぁと驚いたのでした。

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朝の東京駅。
綺麗でした。

【感想】鎌倉うずまき案内所/青山美智子

以前読んだ「木曜日にはココアを」と同じ青山美智子さんの作品「鎌倉うずまき案内所」を読みました。
hirobook.hatenablog.jp

6つの短編からなる今作は、時間がくるくると逆戻りするように平成の終わりから最初まで戻っていきます。
それぞれの作品で色んな人が交錯していくけど、黒祖ロイドというSF作家が中心軸に。
それぞれの主人公に対して黒祖ロイドが少しずつ関わっていくので、黒祖ロイドがどこでどんな形で生まれたのかなぁと見ていくのだけど、意外なところで意外な形で誕生してたの。
本人の努力もあるけど、人の縁で生まれたんだなぁって。

フィクションだけど、その年代に実際起きた出来事とはリンクしているので登場人物たちがどこかに存在してるみたい。
巻末の平成史特別年表は現実に起きた出来事と作中の出来事が両方載っているのだけど、後から読み返すと「あ、あの人の過去がこうなのね。この年が分岐点だったのね」とわかるから面白い。
木曜日にはココアをでも思ったけど、人の人生って色んな人が意外な形で関わっている。
その表現方法が青山さんは上手だし、「そうなのー!良かったね!!」と言いたくなる展開で、優しい世界で好き。

ちなみに、ゆづファンの私としては、2作目の「二〇一三年 つむじの巻」にて

二月からソチオリンピックが始まるということもあって、うまく乗せられた。美しい液晶で羽生結弦くんの勇姿を見たいという想いで決めてしまった
(67頁より引用)

とゆづの名前が出てきてテンション上がったの。
当然ながら巻末の年表にもゆづの名前が出てくる。
平成に2回も金メダル取って、本人も平成生まれたし平成の顔の1人だよね。
フィギュアに全然関係のない作品で名前が出てくると嬉しいし、ファンとして凄く誇らしい。

黒祖ロイドの他に6作の共通点は、それぞれの作品の主人公が自分の人生からはぐれる(自分の人生を見失う)タイミングで「鎌倉うずまき案内所」に迷い込んでしまうところ。
内巻さん、外巻さん、そして所長とのやりとりを経て、帰り際にうずまきキャンディを1つ受け取って元の世界へ戻っていく。
一見うずまきキャンディは過去へ戻ってやり直す、神頼み的にうずまきのパワーを借りるという意味合いがあるように見えるけど、
実はそのキャンディを舐めるとやる気のエネルギーが戻るとか、その人本来のエネルギーに戻る、そういう意味なんだろうなと黒祖ロイドが生まれた瞬間を見て感じた。
うずまきがエネルギーってのはカタカムナで見たけど、カタカムナは時間の流れが未来から過去へなので、多分青山さんもわかってらっしゃるのだろうなと思う。

印象に残った言葉は人魚さんの台詞。

人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて、螺旋階段を昇っていくようなものなんだなって。お互いの曲線がそっと近づいたり重なったりするときに人は出会うものだし、ぐるぐる回りながらあるところでまた同じような景色を見たりもするのね。もしかしたら、世界全体が螺旋なのかもしれない。歴史は繰り返されるって、きっとそういうことよ
(中略)
何かを残すためじゃなくて、この一瞬一瞬を生きるために、私たちは生まれてきたんだよ。生きるために生きるんだよ
(376〜377頁)

事実は小説より奇なりという言葉があるけど、SF以上に奇なことも多いよね。
大変なことも多いけど、その場その場で自分をきちんと生きて、その時出会った人との時間を大切にして過ごすことが人生を良くしていくことなのだと思う。
この世は自分の内側の反映で、サインに気づいて直して、自分で直せるところを直して、自分の人生をきちんと歩むことが大切だと常々思う。

この作品でも自分と大切な人にきちんと向き合うことで転機を乗り越えられるのが凄く良くわかるので、私もきちんと実践したい。
人との縁は尊く、人と接しないと学べないことがこの世には沢山あるから。
出会ったということはどんな出会いであれ自分だから縁が生まれたのだと本当に思います。

この作品は結果的にゆっくり読み進めることとなって、お気に入りのお店で過ごす時間のお供となりました。
黒祖ロイドにとってのメルティング・ポットのような大切なお店でも。
木曜日にはココアをでもマーブルカフェが主軸だったし、青山さんはサードプレイス的な自宅以外のお気に入りの場所を大切にしている人なのかも。
私も大切なお店や人といつまでも共存・共栄していけたらいいな。

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