ひろが語ると長くなる

本の感想書くために作ったはずのブログなのに割とながーく独り言呟いています。

広告

満月珈琲店の星詠み〜月と太陽の小夜曲〜/望月麻衣著、桜田千尋画

広告

シリーズ第6弾。
大好きなシリーズ最新作です!表紙と同じ絵柄の栞が初版には付いています!


今作も素敵なスイーツやドリンクが色々出てきますが、コーヒー好きな私としては星屑ブレンドや深海のアイスコーヒー飲みたいです。

タイトルの通りピアノも出てくるので、占星術&珈琲店&ピアノとなると自分のことを色々振り返りながら登場人物たちが大切な人と関わる様子を読みながらあれこれ考えました。
私も今結構分岐点なんだろうな。
会いたい人に会えるのだといいな(有名人ではない、会ったことのない人)。

今作は満月だけでなく新月にもキャラクターたちが出てくるのですが、ルナの登場が多いため、心に焦点が当てられているんだなぁというのがよくわかります。

そして今作は過去出てきた登場人物たちが色んな形で交錯していき、1つの大きなものが作り挙げられます。
作中も最後の方で11月16日の牡牛座満月のタイミングで締め括られますが、まさに冥王星水瓶座期に入り、時代の切り替わりをしっかり感じさせられた作品でした。

人というのは見える状態と思っていることが違うことも多々ある。
太陽と月、陰陽の対比のように。
そして地球というのは想っていても伝わらない。
言葉にすること大切。
それが風の時代になり顕著になってきたと思う。

言葉がけは大切な人だけでなく、自分にも大切。
どれだけ自分が自分のこと大切にできるか、自分と向き合えるかが風の時代は大切になってきます。

「わたしたちは、人々を苦しめたいわけじゃないんだ。そしてもし目を覆いたくなるような出来事が起こってしまったとしても、みんなが何度も伝えてきたように、自分の心を大切にしてほしいと思うよ」
自分の心を蔑ろにしない。それは、分かっているようで、すぐに忘れてしまうものだ。自らの心を大切にすることで、他者に対しても思いやりの心を持てるもの。激動していくこれからの時代、『思いやり』を持つことが何より大切になってくる。(230頁)

これは海王星のサラのセリフ。
トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)が2023年〜2026年にかけてサイン移動が入りますが、周期が比較的ゆっくりなトラサタが3天体とも近いところで動くのはかなり珍しいことで、前回は1950年代だったそう。
つい先日、11月20日に冥王星が水瓶座入りし、2020年に入った風の時が加速しています。
hiro-pianotree.hatenadiary.com
↑冥王星水瓶座入りのタイミングの星詠みをしています。
逆行時の見直しテーマは逆行スタートが近くなったらお伝えしますね。

風の時代というのは精神性の世界でもあり、個を確立しながら人と関わっていく時代です。
そしてコミュニケーションも大切になってくるため、今作に出てくる登場人物たちのように、大切な人と本音で話し合うことが大切です。

そして私たちの軸である太陽(魂)を輝かせていくためには心も大切な要素の1つです。
「病は気から」という言葉もありますし、精神的な要素で病気に繋がるものも沢山あります。
病気までいかなくとも、私たちの行動を妨げたり、勇気を失わせてしまうもの。

昨今魂に関して言われるようになってきて月(心)を蔑ろにするケースも増えてきているよう感じます。
私達の出生図を見ると太陽以外にも9個の天体や小惑星などがいて、自分を構成しています。
何かだけ重要視すれば良いわけじゃなく、それぞれの役割を活かしていくことで、今世楽しんだり自分と合う人と関わっていけるようになります。

心というのはどうしてもエゴが出やすいため行動を妨げることもありますが、星などを活用して自分の心の満たし方を見つけたり、クリアランスメソッドで癒しを終えるのも効果的かと思います。
なかなか星詠してもらったりクリアランスメソッドを受けられない方も多いと思うので、今作読むと今できそうなヒントは見つかると思います。
今作でポイントになっているところは天体たちの言葉だけでなくまとめられているページもあるので、それをヒントにして調べたりしていくとわかりやすいかなと思います! 

そして

今は、願いが叶いやすいステージに切り替わったの。こうなったら、もう、『どっちも手に入れられるわけがない』というあなたの決定を解除して、新たな設定をするのよ。『家庭での幸せをつかんで、仕事も成功して、皆で幸せになる』って、とびきり欲張りなのに決めればいい」(117頁)

の通り、自分の願いをまとめて叶えることも可能になってきています。

それだけ風の時代は自分の世界を創りやすいです。
ただしロールモデルがないので、自分で試したり決めたりする自主性は大事(風のエレメントは男性性のため、主体性や能動的な行動がポイント)となっています。
これは今佐々木明里さんの元でクリアランスメソッドの講座を受講できていて良かったなと思うポイントです☺️

風の時代は自分で行動して人と関わっていく、自分も皆も幸せなことを意識すると幸せに過ごせることを改めて確認できた小説でした。

今作で今までのまとめとなっていますが、6作目ということで12星座で言えばまだまだ折り返し地点。
物語も私たちの進化もまだまだ続きます。
(12星座は牡羊座で生まれ魚座で生まれ変わりの前まで行く、成長物語です。)

12月は忙しい方も多いと思いますが、ほっこり癒やされる小説で休憩しながら、自分と向き合う時間も作ってみてくださいね☺️

今回は本のタイトルにも入っているようにピアノに絡む話も出てきて、しかも横浜(みなとみらい)となるとみなとみらい線馬車道駅にはストリートピアノが長らく設置されているのでとても懐かしく思いました。
私が最後に弾いてからはもう4年も経ちます。

www.youtube.com
ゆづバラ弾くためにバラード第1番のレッスンを受けたり、結構ガチなことをしていましたね。
私はもう2021年以降ストリートピアノには行っていないため、過去の思い出と変わった自分との振り返りにもなりました。

物語に出てくる藤森光莉もピアノを途中でやめているけど、私も占星術の勉強で腕を痛めてしまってからは殆どピアノに触れることもなくなってしまいました。
それでもピアノを弾いてきたことや、ストリートピアノに行ったことも私にとっては大切な思い出であり、自分の力です。
今は占星術やクリアランスメソッドの講座で得たことを中心にしつつ、変化・進化しながら今世を楽しんでいます。

人は変わらないように見えても変化、進化していく。
だからこそ自分とも大切な人とも話をする。想いを伝え合う。
その大切さを改めて感じた1冊でした。