ひろが語ると長くなる

本の感想書くために作ったはずのブログなのに割とながーく独り言呟いています。ストピや演奏の解説も当ブログで行ってます。

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【感想】羽生結弦 未来を作る/羽生結弦 折山淑美

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今週のお題「読書の秋」

「羽生結弦 未来を作る」を読みました。
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↓下記トライアングルカフェの記事でも載せた写真です。
hirocafe.hateblo.jp
早く読み終わりたくて外にまで持っていってしまいました。
ちなみに表紙は文字だけのシンプルなもので、帯とカバーを外した表紙に写真があります。

スポーツジャーナリスト折山淑美さんの本ですが、ゆづの名前も出ています。
ゆづの実際の声が多く掲載されているので、本人のインタビューを一冊に厳選してまとめてくれた感じで嬉しいし、
ゆづの名前の方が先に来ているところや、はじめにとおわりににこの本に向けた折山さんの言葉から、折山さんがゆづをきちんとリスペクトして取材に当たってくれる方ということが伝わりました。

文が始まる前に能登直さん撮影のゆづの写真あり。
過去にSportivaに掲載されたものですが、それでも載っているのは嬉しいですね。
栞も綺麗な紺色で、見る度にとても落ち着きます。

こういう本だと時系列に書かれることが多いけど、それぞれの章ごとに時系列なので、細かいところの心境の変化やゆづ自身の進化を比較しやすくなっています。
最新のインタビューは2021年7月のものが236頁から記載あり。
全てを一律に時系列にしなかったのは、それぞれのテーマでゆづの言動が未来(インタビューに答えている時)を作っていると伝えたかったからなのかな。
ゆづは言葉を凄く大切にしている人だし、ゆづに限らず人が想うことや話すことがその人自身だけでなく先々の未来に影響することは多々あるのだから。

折山さんの言葉で

ジャンプのGOE評価は、跳ぶ前の滑り方や、跳んだあとの難しい動作も評価の対象になっている。しかし、どこまで評価されているかは、判断が難しいことも事実だった。余分な動きをせずに、ジッと構えてから跳んだジャンプでも、高く評価される場合もあるからだ。
(125頁)

のように現行採点に疑問を呈してくれたりして有り難かったです。
でもね、でもよ?
ジャーナリストや私のような一ファンも把握しているルールが無視されているの、本当にあり得ないことだと思う。
勝たせたい選手が決まっているのは旧採点時代からあったように見えるけど…スポーツって何だろうと思う。
(フィギュアに限らずそういうのあるけどね)

ゆづの言葉では

僕が今、4回転アクセルを目指している状況の中に北京五輪というものがあれば、それは考えます。ただこういう状況下でもあるので、いろいろ世界の情勢を見ながら、また自分の体だったりいろんなことを考慮しながら考えていきたいと思います。現役を辞める辞めないではなく、4回転アクセルを決めないと、たぶん一生満足できないとも思っています
(219〜220頁)

というインタビューは私も読んだことがあるけど、多分世の中が今のままなら北京五輪どころかロステレコム杯も出場が微妙になってくるなぁと思っています。
私の見解なので深くは書かないけど…多分、ね。

ゆづの本は沢山出るけど、この本は買って良かった本。
来月にはいよいよ今季初戦のNHK杯もくるし、今季も沢山応援します!

★本の情報★
「羽生結弦 未来を作る」羽生結弦 折山淑美
1,760円(税込)
集英社
四六判/264ページ
ISBN:978-4-08-790057-6

↓ゆづの使用曲の私のピアノ演奏の再生リスト。読書のお供になれば幸いです↓
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