久々に感想文です!
7月21日(新月の日)に出会って、夢中になって読みました。
そのくらい凄く好みな本でした。
※ネタバレ含みますので、これから読む方は気をつけください。
↓もくじ↓
望月麻衣さんの素敵な文字×桜田千尋さんの素敵なイラスト
望月さんが桜田さんのイラストを見てこの小説が完成する流れとなったようです。
この小説は文字とイラスト、どちらが欠けても独創的な作品にはならなかったように思います。
カフェ×西洋占星術×猫×ちょっとクラシック
表紙の情報で満月にしか開かない猫がやっている珈琲店(私の中ではカフェのような扱い)、
西洋占星術の話が出てくるまで読み取れます。
私の好きなものが詰まっていてテンション上がります。
読み進めていくとクラシックの話も出てくる。
59頁と242頁にベートーヴェンのソナタ悲愴が出てきたのが個人的に凄く嬉しかった。
こんなに好きなものが詰め込んであった小説って初めて。
全てつながっている
3作+プロローグ、エピローグでできている作品です。
それぞれ独立した話で進んで行きますが、実は登場人物たちは過去同じ時間を同じ場所で共有していた人たち。
不思議な縁でまた運命が交錯していきます。
各々悩みのある時ですが、満月珈琲店の猫たちと星詠みで気持ちが変わっていきます。
満月珈琲店も、星読みも、不思議な世界ではありますが、
そこだけが突出して変わった世界というわけではなく、
それすらも繋がっているのです。
人との縁、人を超えた縁、そういった縁により生かされているのかもしれない。
生かされているけども、自分の道を自分で歩むと決めることも大事。
自分の道を歩んでいる姿はその人らしく魅力的。
それぞれの道を歩んでいるように見えて、全て繋がっている。
そんな気がします。
星の影響ってあるかも
今まで新月の願い事や満月の手放しはやっていたこともありました。
でも正直実感がありませんでした。
まぁそんなもんだと思ってました。
でも今年は新月や満月の前に大きなサインが出たり、
結構星の影響受けてるんじゃない?って思うように。
木星が山羊座にいるから現実的に見えやすくなったのかな。
ホロスコープ読める人のブログも目につくようになったし、
星の動きを知っておくのって自分の人生を生きやすくするためにも
いいのかもしれない、と概念が変わっていきました。
変化の時の後押しに
私自身今様々なことが変化の時で、正直…辛いんです。
楽しいことばかりじゃない、って。
…なんで楽しくないんだろう?
誰のせい?自分で難しくしてない?
そういう気持ちが出てきました。
(先日の太陽、地球、冥王星一直線で、冥王星から破壊された概念が意外なものでした。
自己否定する自分すらアリなんだ、って。)
だから、自分の道を楽しく学びながら進もう。
そう改めて決意させてくれた後に出会った小説だったので、
あ、これでいいんだなって凄く安心しました。
いいタイミングにいい小説に出会えて嬉しかったな。
これだから本屋ってたまらなく素敵な場所なんだよなー。
桜田さんの作品集にも望月さんの文章が載っているようなので、
購入しますー!楽しみ(^ω^)