お題「#おうち時間」
昨晩ISUのYouTubeチャンネルで2017年の世界フィギュアの男子FS*1が投稿された。
以下ヘルシンキワールドと書きますが、ヘルシンキワールドというと羽生選手がFSで大変素晴らしい演技をし、逆転優勝した大会だ。
プログラムはHope&Legacy、通称ホプレガだ。
久石譲さんのView of SilenceとAsian Dream Songを組み合わせた曲で、正確に言うとView of SilenceでAsian Dream Songをサンドしている。
タイトルは羽生選手自らがつけたもの。
羽生選手自らがつけたものはSEIMEI、Originとホプレガの3つだけ。
山奥の秘境の自然を連想させるような緑と青の入った衣装がとても綺麗だ。
私は元々衣装が似ていた悲愴というプログラムが凄く好きで、その衣装に似たものがきた瞬間テンションが上がった。
曲も凄くいい。そりゃ久石譲さんの曲だから当然だけど、編曲も凄くいい。
なんだこれ、オリンピックにもってくるプログラムじゃないの?やっぱオリンピックで引退かな、なんて当時思ったのでした。
ソチオリンピックで金メダルを獲得後、羽生選手を取り巻く環境は大きく変わり、彼自身も様々な試練を乗り越えてきた。
その1つ1つの努力がバチっとハマったのがヘルシンキワールドだったと思う。
スポーツの世界(いや、スポーツに限らず世の中そうかもしれないけど)はどんなに努力をしても、才能があっても、それが結果に結びつかないことがある。
羽生選手レベルですらそうなのだ。
それでも腐らず努力を続けてきた羽生選手に歓喜の瞬間が訪れた。
当時、日本の地上波でもLIVEで、次々にジャンプを決めていく姿に「やったぁぁあぁぁぁあ\(^o^)/」となったものですが、昨日久々に試合を観る感覚で観られたことにより、印象が変わった。
泣きそうになった。
たまたまSNSで振り付けをしたシェイリーン⁼ボーンさんがホプレガに込めた物語を見て、また私の心のやる気スイッチが押された。
羽生選手は普段の言動からしても凄い人だけど、そんな彼でも不完全な面があったり、色々もがいたりしている。
でもその状態も美しい。
本来人間は不完全でも、ありのままでも美しいものなんだなと思った。
子供の頃ありのままの自分を出せず苦しんだ私も、ようやくそれを脱しつつある。
ありのままの自分で、そのままの自分でもいいんだ。
その時その時で雰囲気もキャラも変わることもあると思う。
それもありのままだ。
とはいえありのままの自分で生きるというのは怖いことだ。
ありのままの自分を否定されたら自分を否定されたと思い込んでしまうからだ。
(相手が否定する気持ちがなくてもそう受け取ってしまうこともあるから。)
それでも母が受け入れてくれたから、私自身も自分を受け入れられるようになってきたから、前よりはぶれないと思う。
まぁぶれてもいいんだよね。
ぶれても、そのままの自分でいいんだ。
*1:フリースケートの略称。当時は4分半の演技時間でした